COLUMNスタッフコラム

心理的瑕疵について


何かと深夜番組のネタにされる「事故物件」。

事故物件とは、心理的瑕疵のある物件のことです。


瑕疵とは欠点や欠陥のこと。

つまり、心情的に気持ちよくならない物件のことです。

具体的には「自殺・他殺・孤独死・事件・事故」等が起こった物件です。


このような瑕疵は告知をする義務があります。

買った後に、「実は昔この敷地で殺人事件がありました」と知らされても困ります。


売買の場合、購入判断の大きな要因となります。

従って、事故物件だった場合、売買価格で調整します。

立地最高なのになぜだか相場より安い物件は注意です。

一般的には2割から3割は安くなります。

ラッキーと思うか、それでもちょっとと思うか。



ちなみに、どこまでが心理的瑕疵にあたるのか、明確な線引きはありません。

販売もしくは仲介会社の判断です。


例えば、隣地で殺人事件があった場合、直接的な事項ではありませんが、私であれば記載します。

同じマンション内で殺人事件があった場合、これも記載します。


つまり、知ってしまった事実が心理的に影響すると思う場合は記載するようにしています。

逆に知ることが出来なかった事実は記載できません。

つまり、知りませんでしたと言われればそれまでという側面もあります。


不動産屋によってはあえて告知をしないまま取引なんてことも…

ですので、ある程度自己防衛の術は持っておく事をお薦めします。


①重要事項調査報告書

管理会社がそのマンションの管理状況を報告するための書類です。

マンション内で事件事故があった場合、この報告書に記載される場合がありますので確認しましょう。


②住所で検索

対象不動産の住所を検索すると、事件ニュースがヒットすることがあります。


③大島てるで検索

有名な事故物件サイトです。

正直、不特定多数の投稿型なので、信ぴょう性に疑わしい部分もあります。

地図上で表示できるので、どの地域に多いのか、視覚的にも判断でき、治安を図ることにも役立ちます。

WEB:大島てる


④近所の人に聞いてみる

おすすめはしません。刑事じゃないんだからと。

たまたま、掃除していた近所の人と立ち話する程度に収めましょう。


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